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自己形成心を高めよう

日曜日に、兵庫放課後ネットワークの研修会に行ってきました。

 

立命館大学教授の中村隆一先生の講演の中で「自己形成心」という言葉がとても印象に残りました。

 

講演の中で子ども自身が自分のことをどう見ていくかが発達には大きく影響があると仰っていました。同じ能力でも、出来ると思っている子と出来ないと思っている子では将来の展望は大きく変わります。自分自身で自分を本当に正しく見れていることが重要になるのです。

 

その正しく見えるかどうかのポイントの中に親御さんの関わり方がとても大切になります。

 

子どもは自分の体験を全て記憶している訳ではありません。親御さんの話される思い出話から子どもは自分の過去の記憶を作り上げ、自分の過去として捉えているのです。

 

ですので、過去の中でついつい、子どもに対して叱責する事が多く、そのような過去を子どもに伝えていくと、自ずと自己形成心は低くなり、過去を振り返っても成長を感じることが出来ず、結果自分の事を等身大以下で評価してしまうようになってしまうとの事でした。

 

誉めて育てる事の大切さはよく聞いていましたが、子どもの自分自身の成長を感じることの出来るような声掛けや関わりについて、改めて考えさせられました。

2017年04月18日

挨拶の経験値

今年、卒業したAさん。

 

普段は物静かで、促されないと返事が出来ないタイプの彼女。

 

でも、基本的な挨拶は、声も大きく、こちらが恐縮するほどの丁寧に出来ていました。

 

しかし、先日就労先から電話があり、Aさんの挨拶が全然出来ていないんだけど、、、と相談がありました。

 

あの挨拶が現場で発揮出来ていないと聞き、私は驚きました。

 

しかし、よく考えてみると、彼女は働いている現場での挨拶の経験は、皆無なのです。またシフト制の勤務の為、朝礼、終礼といった挨拶の絶好のタイミングは用意されていません。

 

だから、彼女にとって「いつ」「どのタイミング」で「どのぐらいの声の大きさ」で「どのぐらいの丁寧さのあいさつ」が必要なのか、分からないのです。

 

いくら教育機関や療育機関で、挨拶の勉強をしても、相手が仕事をしている時の始まりと終わりの挨拶の仕方って、確実に経験値不足の穴場ですよね。

 

後日、彼女に会って、就労先で使える挨拶のやり方について相談にのる予定です。

 

挨拶って、つくづく大切な事ですが奥が深いです。

2017年04月20日

がんばれ子ども達…登校班は子どもだけのサバイバル

未就学児の多い、たっち。

 

今年は12名の子どもが小学一年生になりました。

たっちでは、小学校のシステムや環境を取り入れ、未就学の段階から学校になれるをコンセプトに関わってきました。

 

しかし、、、

 

まさかの登校班での子ども達のトラブルが続出。

 

学校での集合の練習や並ぶってこと、順番などは、遊びの中から学んでいたのですが、、、

 

よくよく考えてみると、そう。登校班の練習は想定してませんでした。

 

登校班は、大人の目が少ない上に、子どもだけの上下関係が成立し、しかもこの上下関係も登校班毎でオリジナルの暗黙のルールも多く、新参者には読み切れない。

 

集団でのルール絶対派の子どもには、この暗黙のルールが許されず、周りの空気を読むのが苦手な子どもは、よく分からない上下関係に疲れてしまう。

 

今日は、急遽ですがそんな子ども達に登校班について考えてもらう時間を設けてみました。

 

がんばれ子ども達、なかなかイバラの道です。応援しているよ!

2017年04月21日

月に一度のポイント交換会

小学生の部のたっちでは1か月に一度、自分達で決めた目標の達成具合によって集めたポイントを交換するイベントを行っています。

また、少ない回数でもいつも満点だった人には、「満点賞」をもらえる機会を作っています。

達成感を感じて貰える小さなイベントですが、日頃の頑張りが景品と交換できるという事で子ども達は目をキラキラして景品を選んでいます。そして、交換時にはスタッフから賞賛の拍手が☆

こういう小さな努力を認めてもらう経験を大切にしています。

 

2017年04月27日

児童対象のグループ・プログラムでの学び

たっちの話です。火曜日の小学生のコースでグループ・プログラムを行いながら、子ども自身の認知を進めていっています。

グループと言うと、班に分かられて学ぶみたいなイメージですが、このグループは、子どももスタッフもサークルになり、誰が上で、誰が下という事も右も左も無い関係で、サークルの中央に向かって意見を言うようなイメージです。スタッフが正しい事を教えるスタイルではなく、自分達で考えて意見や考え方を伝え、どうするのがベストなのかを考えていくそんなグループです。

 

グループ名は「十人十色」

 

全員があだ名で呼び合う関係の中で、楽しく、時に喧嘩をしつつ、刺激し合いながら学んでいます。

2017年05月10日

「連携」

 昨日、宝塚発達心理ラボのラボ子先生が主催する「第6回ホッとタイム★しゃべりば」に参加してきました。

 今回のテーマは「連携」

 教職の方、事業所の方、保護者の方の三者からの意見で連携について語った会でした。

 学校の実情を余り知らなかったので、教職の方から抱え込んでしまう担任程連携が難しい話を聞いたり、風通しをどのように確保していくかという実践報告を聞いて、教職の現場と連携、連携と言われ続けられている福祉サイドとの温度差を感じました。

双方ともに連携の重要性は知っていても、一歩目が上手く行っていないような印象にも思えました。

 そして、何より大変だと感じたのが保護者の負担でした。

 連携のバイパス工事をしているのが保護者というパターンが多く、一生懸命わが子の事を分かってもらえるために動くのですが、結局その連携は一度切りという事もあるようで、また保護者との温度差、事業所や教職の受け身的状況も課題だと感じました。

 COCO育、たっちでは、連携の必要性を感じ、積極的に連携出来るようにフットワーク軽くしています。その中で続けて関係性を取っていくという事の苦手な部分はあるので、今後も努力していきたいと感じました。

2017年05月15日

地域の力、民生委員の役割

 宝塚市第一地区の民生児童委員協議会の定例会で講師として研修を行いました。

 まだ、認知度の低い放課後等デイサービスという制度ですが、2年前の研修の時に比べると格段と知れ渡りつつあるように感じました。また発達障がいの理解も進んでおり、民生委員の皆様も最前線で支援を行っているという事例もありました。

 福祉のサービス、教育、家族だけでは、全ての子ども達の支援が整わない中で、インフォーマルな地域支援を率先している民生委員の皆様には頭があがりません。

 人の繋がりから出来るファミリー中心の支援の輪。

 ほんと素敵だと思います。

2017年05月16日

偏食VS調理

 発達障がいの特性の1つに「偏食」があります。理由は、様々ですが触感、匂い、ビジュアル、こだわりなどただ味だけの事は少ないです。これが、わがままと捉えられがちなのですが、実はそういう話だけでは表せない事が多く、子ども達はこの偏見に苦しむ事があります。

 ある子いわく、「ガラスを食べているような感覚。食べなければいけない事は分かっているけど、ガラスは飲み込めない」ということです。

 この中で、調理をすることで子どもの偏食がなくなることがあります。それは、子ども自身が誤った認知で偏食対象の食材、メニューと考えているものが調理で食材を加工していく事で、正しい認知がすすみ、結果として食材、メニューを食べられるようになることがあります。

 ポイントとしては、最初から最後まで調理をしてもらう事です。

 ある部分だけをすると、混ぜたらホットケーキが出来たなんてことを思い込んでいる子どももいたりします。だから全体の流れを知る意味で最初から最後までなのです。

 

 実は先日、2年以上COCO育で夕食を食べない子どもが調理実習担当日に自分で作ったウインナーソテーをパクパクと食べたのです。

 ここまでの道のりは本当に大変でした。

 なぜ子どもが食べないのか?何度もスタッフ、ご家庭と連絡を取りながら試行錯誤の連続でした。その間、何度もあった調理当番も上手くいきませんでした。

 それがようやく子どもの中で、繋がって「食べられるかも」→「食べれた」に繋がったのです。

 本当に嬉しい。

 スタッフの根気強い挑戦が結果を結んだ瞬間と、子どもの認識が変わった瞬間でした。

 COCO育もたっちも、調理実習は大切にしている課題です。

 皆さまのご家庭でも是非トライしてみてください。

 

2017年05月22日