挨拶の経験値
今年、卒業したAさん。
普段は物静かで、促されないと返事が出来ないタイプの彼女。
でも、基本的な挨拶は、声も大きく、こちらが恐縮するほどの丁寧に出来ていました。
しかし、先日就労先から電話があり、Aさんの挨拶が全然出来ていないんだけど、、、と相談がありました。
あの挨拶が現場で発揮出来ていないと聞き、私は驚きました。
しかし、よく考えてみると、彼女は働いている現場での挨拶の経験は、皆無なのです。またシフト制の勤務の為、朝礼、終礼といった挨拶の絶好のタイミングは用意されていません。
だから、彼女にとって「いつ」「どのタイミング」で「どのぐらいの声の大きさ」で「どのぐらいの丁寧さのあいさつ」が必要なのか、分からないのです。
いくら教育機関や療育機関で、挨拶の勉強をしても、相手が仕事をしている時の始まりと終わりの挨拶の仕方って、確実に経験値不足の穴場ですよね。
後日、彼女に会って、就労先で使える挨拶のやり方について相談にのる予定です。
挨拶って、つくづく大切な事ですが奥が深いです。