マスクできますか?

コロナウイルスが広がった2020年春、マスクの着用が苦手なこども達が多くいました。誰がみても、感染リスク高いやんと思わざる追えない中で、気付いた時に声かけ、正しいマスクの着用を促していきました。

当然、学校、家、他の場所での活動時も同じような指導があったと思います。

そして、あれから1年経った今。マスクの着用が短い時間でも正しくできるこどもが増えました。いつでも出来ないこどもは、ほとんどいなくなっていました(もちろん、感覚過敏のお子さんはしんどいこともあります)

これって、実はどの場面でも一貫性のある支援の賜物じゃないのかなって、個人的に考えています。というのも、支援って、学校では、ある程度、放課後は、できればやってみようかなど、その時々、場所場所で温度差があるものです。

それが、今回のマスクに関しては、最低でも鼻迄覆うこと。という共通目標が明確でした。その達成時期も、「いつかできたら良いな」ではなく、「できるだけ早い時期に」と達成時期もせかされていました。

そんな訳で、支援の温度差、支援の方法のずれ、支援の達成時期の目標設定、すべてに関してほぼ同じ状態で行える支援の力が、難しいと思われていたマスクを正しく着用するができたのだと思います。

例えが、コロナで申し訳ないですが、この一貫性の力の凄さに気付ければ、他の場面でも同じような考え方、力の注ぎ方で色んなこどもの発達の可能性を信じる事、感じる事ができます。そんなことをふと思ったブログでした。s(とはいえ、本人の気持ち抜きになっていますが……(-_-;))

2021年05月25日