ブログ( ゚Д゚)

日頃感じた事、思った事、感じた事を徒然なるままに書き残していく、代表のブログです。

事例発表会をやってみて

はじめて各事業所を集め、事例発表会を実施しました。

各事業所、対象の児童が違う事からそれぞれの特色が出ており、聴きごたえのある内容でした。

いつも同じ時間帯に、それぞれの場所で違った角度での支援を提供できていることを実感したと同時に、今もなお挑戦し続けているそんな3つの事業所をとても誇らしい気持ちになりました。

2022年07月16日

特別支援の特別ってなに?

先日、見学に来られた保護者の方と話している時に、特別支援教育の特別について、話をする機会がありました。

私が考えるなりの見解ではあるのですが、特別支援の特別というのは、「できないから特別に配慮が必要」ではなく、「今あるものの教材や教え方にちょっと特別な工夫や考えを加えること」と考えています。

「出来ない→特別なことをする」の感覚では、ごく一般的なメインストリームに近づけるとか取り戻すみたいなイメージで、現状はメインから外れているって感じがします。

しかし、「今のままに手を加える」の感覚では、メインストリームの中で考えるという風になります。この違いは、似て非なるものだと思います。

どうしても、特性がある為に特別な支援が必要と言われるとマイナスイメージが大きく、今まで培ってきたこどもの成長やスキルは不十分なような印象になります。でも考え方が変われば、今までの君でOK。その中でどうやって手を加えていくかを考えていく方向にはマイナスなイメージは湧きにくいと思います。

 

このイメージをどう持てるかだけでも、保護者の支援への取り掛かりのスピードや、不安や混乱などの気持ちの切り替えの時間も早くなり、結果として親子共々向きあった効果的な早期療育への時間が早くなると思います。

 

こんな風に最初に診断を下す、ドクターが一言添えて、保護者の皆さんの希望や支えになれれば、だいぶ気持ちも心もその後の対応も楽なのになぁ…と少し愚痴るのでした。

2022年02月20日

研修会を終えて

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

さて、昨日研修会を終えました。保育所等訪問の実践についてでした。

ZOOMという利点もあり、北海道、群馬、愛知、鳥取、大阪、京都、兵庫、鹿児島と全国各地から30名近く参加して頂きました。

NHKの報道の事例を中心に、話をさせて頂き、皆さんと情報共有やコアな話まで深められました。

研修をさせてもらって感じたのは、全国の保育所等訪問の認知度の違いでした。

私たちが展開している阪神地域は、トライアングルプロジェクトという教育、福祉、家庭の連携を国のモデルとして行っている事もあり、群馬県の同一規模の市と宝塚市を比較すると、約20倍の利用者がいたこと。

北海道の地方では、全く保育所等訪問事業が知り渡っていなかったこと。

制度が始まって10年程ですが、支援の環境がここまで違うのかと驚きでした。

このような研修を通して、少しでも制度の普及に役立てばいいなぁと思った次第です。

 

今度は、4月にリアルで行います。

また日時が決まれば案内させて頂きます。

2022年01月10日

気付きは成長!

たっちでは、遊びを自分も相手も気持ちよく遊べる事を目当てに取組んでいます。

その中で、Aさんは遊びの中で少しだけ思い通りにならない場面があり、そのタイミングで急に大きな声や身振り手振りが大きくなってしまっていました。周りのこども達は、反応に驚き、明らかに迷惑という表情を浮かべていますが、Aさんは気付かず、動作を続けています。

すかさず、スタッフが入り「Aくん、今大きな声とバタバタしているけど、怒っているの?」
Aさん「え、違うで。怒ってないで。」
スタッフ「そうなん、でも今の大声は怒っている人の大きな声やったよ。」
Aさん「え、そうなん。でも、僕怒ってないよ。」
スタッフ「そっか、怒ってないんやね。そやけど、周りの子見て。(一緒に周りを眺める)凄く、怯えているよね。」

Aさん「うん」

スタッフ「急に大きな声出すと友だちは、ビックリして、Aくんは怒っているって思っちゃうよ。」

Aさん「そうなん?知らなかった。僕、怒ってないねん。」

スタッフ「そっか、そっか怒ってないんだね。じゃ、大きな声出さずに、言いたい事、思った事、言えるようにしていこうね」

Aさん「うん、やってみる。」

 

その後、Aさんは声のボリュームに気を付けながら、楽しく最後まで遊べました。

 

大きな声を急に出すと、周りが不快になるという事は、当然の事だと思われがちですが、ハッキリ○○だから嫌と言えるお友達はそういません。

すると、発達の凸凹のあるこどもはその当然に気付かないまま、大きくなっていく事があるんです。

他のお友達は周りの様子を見て、気付けることが出来ても、周りの様子からの学びは苦手だったりします。

本人が気付く学びがあれば、発達の凸凹のあるこどもは、知識と体験として、スキルを習得していくのです。そして、そのやり方は注意、叱責するよりも、本人を責めない気付きを与える関わりが大事です。

今回は、そんな気付きが成長に変わる瞬間のお話でした。

 

2021年10月22日

繋がる大切さ

繋がりを意識した支援は、私たちの事業所では大切にしています。その際、一番気を付けている事は、繋がり先の大事にしている文化です。それは伝統かもしれませんし、挑戦のさなかであるかもしれません。いくら正しい、こうして欲しいというこちらからの要求も相手が受け入れられる形にしないと、なかなか出来ないものです。だから、まず相手を知り、何が望みなのかをしっかりと把握したうえで、繋がりを意識した支援を行っていきます。
夏休み中の話ではありますが、繋がりを意識した支援の一つで、支援会議というものがあります。学校側が案内板に掲示していたのは「トライアングルプロジェクト」。保護者、教育、福祉の三者間の連携支援ということです。
こういうのがあると意識高いなぁ、歓迎されているなぁという気持ちにもなり、更に気合が入ります。

 

 

2021年08月24日
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