自己形成心を高めよう

日曜日に、兵庫放課後ネットワークの研修会に行ってきました。

 

立命館大学教授の中村隆一先生の講演の中で「自己形成心」という言葉がとても印象に残りました。

 

講演の中で子ども自身が自分のことをどう見ていくかが発達には大きく影響があると仰っていました。同じ能力でも、出来ると思っている子と出来ないと思っている子では将来の展望は大きく変わります。自分自身で自分を本当に正しく見れていることが重要になるのです。

 

その正しく見えるかどうかのポイントの中に親御さんの関わり方がとても大切になります。

 

子どもは自分の体験を全て記憶している訳ではありません。親御さんの話される思い出話から子どもは自分の過去の記憶を作り上げ、自分の過去として捉えているのです。

 

ですので、過去の中でついつい、子どもに対して叱責する事が多く、そのような過去を子どもに伝えていくと、自ずと自己形成心は低くなり、過去を振り返っても成長を感じることが出来ず、結果自分の事を等身大以下で評価してしまうようになってしまうとの事でした。

 

誉めて育てる事の大切さはよく聞いていましたが、子どもの自分自身の成長を感じることの出来るような声掛けや関わりについて、改めて考えさせられました。

2017年04月18日